デジタル一眼レフ写真を楽しむ露出ワザ―光の量をコントロールして思いどおりの写真を撮ろう (Gakken Camera Mook)

カメラ初心者には理解しにくい露出について、非常に分かりやすく説明している。露出を決める要素、絞り値、シャッタースピード、露出補正について、まず一つ一つの分かりやすい説明がある。その後、3要素を取り入れた写真の例を元に体系的な説明がある。これは非常に分かりやすく参考になった。測光方式について、マニュアル、カメラ雑誌等で勉強はしてみたものの、私は今ひとつ理解できていなかった。しかし、本書の説明で初めて具体的に測光方式について理解できた。階調補正、調光補正、ISO感度、AEブラケット等の説明も分かりやすかった。すべての項目の説明について具体的な作品例があり、非常に分かりやすかった。本書の後半は、数多くの露出の具体例を提示している。ポートレート、花、自然風景等の様々な被写体について、適正露出の説明を行っている。カメラの露出について学びたいのであれば、本書は非常に役立つであろう。「露出を知る為の必読書」と言っても過言ではない。